運命の出会いから、忘れられない素敵な誕生日

大学入学のときの話です。当時、高校3年生だった私は、一人暮らしがしたくて県外の大学に進学を希望していました。
英語教師になるのが夢で、教育に強いその大学に決めました。そこで、夏休みにオープンキャンパスに行き、運命の人と出会ったのです。
オープンキャンパスでは、実際にその大学に通う学生の悩み相談会のようなものがありました。私の話を聞いてくださった方は2つ年上で、すらっとした高身長の、好青年でした。私が英語コースに行くつもりだと話すと、その男性は「今、僕が行っているコースの方が免許が取りやすいよ」とアドバイスをくれました。
実はそのときは、トキメキなんてものも感じてはいませんでしたし、自分は英語コースに行くものだと聞く耳も持っていませんでした。それから数ヶ月。受験勉強に行き詰まり、英語コースに行く偏差値が足りないことを知ったとき。先輩の言葉が思い浮かびました。結果、コースを変更し無事大学に受かることができたのです。
そうして入学を迎え、全学部共通の希望者のみのオリエンテーションに参加をしました。そのオリエンテーションは、上級生がリーダーとなって、少人数の班でゲームなどを行うもの。なんと、そのリーダーがその先輩だったのです!これは、運命だと思いました。

 

先輩は私のことを覚えていてはくれませんでしたが、その1日で、連絡先もゲットしとても仲良くなりました。そして数日後の学部内クラス分け。ここでも奇跡が起こりました。8つあるクラスの名簿の中に先輩と私の名前が同じところにあるのを見つけました。ここでも一緒なんて!その偶然の重なりに、私は彼に惹かれていったのです。
必然的に連絡を取る回数も多くなり、数人のグループで遊ぶことも多くなりました。それから1週間後、私の誕生日がやってきました。4月の誕生日は嫌なものです。誕生日を伝える機会がなくて、誰も祝ってくれないんです。だから、あまり期待もせずに家でゆっくりしていた前日。夜11時50分に先輩からメールがきました。「お土産持ってきたから渡したいんだけど、今家の前にいる」と。私はすぐさまドアを開けました。そうすると大好きな先輩が。
びっくりして話をしていると、彼から「今日誕生日やんな、おめでとう。それから好きだよ、付き合って」と。時計は12時を指していました。忘れられない誕生日でした。